▶黒染めとは? ▶マルエス工業の黒染め処理 ▶ステンレス黒染め処理 ▶真鍮黒染め処理
黒染めとは?
金属の黒染め処理は、金属の表面を酸化させて黒く変化させる処理方法で、金属の表面を保護すると共に耐久性を向上させ、装飾的な効果もあります。鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウム、鋼鉄など、さまざまな金属の製品に黒染め処理が施されています。
黒染め処理をする製品としては、機械部品、精密機器部品、装飾品、金属工芸品、刃物、銃器部品などがあり、さまざまな業界で使用されています。
マルエス工業の黒染め処理
黒染め処理で期待できる効果
- ・デザイン性の向上
- ・反射防止(主に光学部品)
- ・耐食性
- ・耐熱性
- ・塗装下地に最適
黒染めは酸化被膜であり、メッキや塗装と違い密着性が良いため
剥がれない、割れないのも大きな特徴です。
ステンレス黒染め処理
特徴
- ・電解法に比べて色調変化が少ない
- ・耐熱性/耐食性に優れる
- ・密着性/均一性に優れる
- ・漆黒状の黒色皮膜を形成
- ・装飾品など様々な分野でも活躍してきています
- ・光学部品類の反射防止や塗装下地に最適
事例
材質:SUS304 用途:名刺入れ 特徴:バレル→黒染め ヘアライン→黒染め |
材質:SUS 用途:パター |
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材質:SUSバネ材 用途:長さ 5mm~60mm |
材質:SUS304相当 サイズ:Φ3~8 長さ30mm~80mm 用途:照明部品として使用 特徴:バレル→黒染め |
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材質:SUS 用途:ペンケース 特徴:ヘアライン→黒染め |
材質:SUS 用途:iphone5ケース 特徴:ヘアライン→黒染め |
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材質:SUS304 用途:ボタン 特徴:バレル→黒染め |
その他の主な用途実績
光学部品、カメラ部品、建築金物、装飾品、医療器具、玩具 等
装飾品(ケース類や表札等)の分野でも活躍してきています。
黒染めだけでなく、前後の研磨処理も一貫対応しております。まとめておまかせください。
真鍮黒染め処理
ご要望に合わせた手法をご案内致します。
- Q:
- 黒染処理において、スマット*で困ったことはありませんか?
- A:
- マルエス工業では、スマットが付かない薬剤も取り扱っております。
ご要望に合わせた手法をご案内いたします。
ご要望対応例
・スマット:無し , 光沢:有り
・スマット:有り , 光沢:無し(マット) → その後スマット除去、光沢出しも可能です
※材質により、スマットが付かない薬品が使用できない場合があります。
スマット無しをご希望の際は依頼時にお知らせください。
スマット有り | スマット無し |
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*スマットとは・・・
エッチング(アルミニウム表面の汚れや傷の除去、材料表面の光沢調整を目的として、化学的あるいは電気化学的に表面を溶解する処理)の際に表面に残ったアルミニウムに含まれる不純物のこと。通常であれば、酸性水溶液により除去処理を行う。
後工程でスマット除去処理を行っても、すべて除去できないことがあり、
特に、小物や複雑な加工品になる程除去しにくくなり、スマット残りは多くなる場合がある。
特徴
- ・200℃の高温にも耐える
- ・黒染被膜の厚さ0.1~1μ
- ・耐熱性/耐食性/密着性に優れる
- ・塗装下地として優れる
事例
材質:真鍮 サイズ:Φ4×100 用途:スタットボルト 特徴:スマットなし黒染め |
材質:真鍮 サイズ:Φ3×15 用途:ビス |
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材質:真鍮 用途:精密部品 特徴:スマットなし黒染め |
その他の主な用途実績
光学部品、自動車部品、船舶部品、装飾品、内装部品、医療器具、ボタン、ホック 等
その他素材の黒染め処理
銅、鉄、亜鉛の実績があります。
材質によっては、処理できない場合もありますので、ご相談ください!